MasterCardと台湾行動支付、台湾の銀行26行でNFC利用の決済が可能となるHCE方式のモバイル決済サービスを提供開始

MasterCardと32の金融機関などが共同で設立した臺灣行動支付股份有限公司は2016年8月4日、セキュアエレメントを物理的にスマートフォンに搭載せずにクラウド経由でNFC通信を通じて決済ターミナルとカード情報のやりとりを行う「Host Card Emulation(以下、HCE)」方式を利用したモバイル決済サービスを開始したと発表しました。モバイル決済サービスの利用には臺灣行動支付股份有限公司が提供している「t wallet」プラットフォームから利用することが出来ます。

t walletプラットフォームとMasterCardの紐付けには、NFC対応スマートフォンの他、各通信事業者が提供しているNFC対応SIMカードへの交換が必要となります(※SIMカードを交換する際に必要な事務手数料は無料)。2016年8月4日現在、兆豐銀行、新光銀行、永豐銀行、凱基銀行、台新銀行、日盛銀行、台灣銀行、合作金庫、第一銀行、華南銀行、彰化銀行、台北富邦銀行、聯邦銀行、中國信託で発行されたMasterCardでt walletサービスに紐付けが可能となっています。

臺灣行動支付は、MasterCardとHCE方式のモバイル決済サービスを採用したメリットとして「専用のチップを用いる必要がないため、NFC機能を搭載したAndroid 4.4以上の端末であればどれでも利用できる」ことや「世界77ヶ国、500万店舗でMasterCardを提供している加盟店で利用できる」ことを紹介しました。

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注意点としては「t wallet」アプリの仕様上、Android 5.0以上の機種でないとアプリを起動できないことや、iPhoneについても現時点でサードパーティーによるNFC機能を解放していない為、Apple Payの台湾上陸を待って欲しいとのことでした。

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2016.05.16

t walletプラットフォームとMasterCardの紐付けには、現在の所、台湾の銀行で発行されたMasterCardクレジットカードとNFC対応SIMカードが必要となるため、台湾居住者向けのサービスとなります。詳しくは臺灣行動支付股份有限公司の公式サイトまで。

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