Uber Taiwan、レンタカー業者と提携して配車サービスを再開も運賃値上げは不可避

米国・Uber Technologiesの台湾法人である台灣宇博數位服務股份有限公司 (Uber Taiwan)は4月13日、台湾で休止していた配車サービス事業を即日再開すると発表した。レンタカー事業者十数社と提携し、まずは台北地区からサービスを再開する。

Uber Taiwanは台湾には2013年7月に進出し、台北市を始め、台中市や高雄市などの大都市で本格的な旅客輸送サービスを展開。日本の国土交通省に相当する中華民国交通部は営業許可の持たない自家用車を募って配車事業を展開する同社を事実上の白タク行為を行っているとして規制強化を目的とした改正公路法が今年1月に施行。法改正前の時点で513件の違反通知書が発行されており罰金額は9600万元、法改正後の違反が53件と罰金額は累計で約8億3000万台湾元(約30億円)に達し、実質的に営業停止に追い込まれた。

交通部公路総局指導の下、新たなと運営方式して運賃の算出方法を刷新、配車依頼を受理した時点で利用者に道路状況や乗車時間帯に応じて異なる運賃が適用されるようになるが、Uber Taiwanによればサービス休止以前と同じ価格帯を実現するのは困難という見方を示している。

手配される車両・種類に関してはこれまで通り「UberX (レンタカー車両)」と「UberBLACK (ハイヤー)」の2種類から選択できる。

今後の展開としてUber 台湾総経理の顧立楷氏は台中地区、高雄地区などにサービスを広げるとしたうえで、将来的にタクシー事業者との提携締結に向けた事業拡大を目指したいと述べた。

Uber Taiwanの配車サービス休止以降、台湾のタクシー業者である皇冠大車隊 (Crown Taxi)が2017年3月下旬より「多元化タクシー」の営業を開始。多元化タクシーは、交通部が推進する合法業者によるタクシー配車サービスで、Uberとの最大の違いは「料金が既存のタクシー事業者の初乗り運賃よりも下回ってはいけない、上限は現行運賃の2倍を超えてはいけない。」という価格規定。既に台北市内だけでも十数社を超える事業者からの申請を受けているという。

サービスは再開されたものの、Uberに科された罰金約8億3000万台湾元(約30億円)は未だ支払われていない。顧総経理はこれからも政府との交渉を続けていくとしているが、Uberがどのように台湾に定着を図るか今後の展開が注目される。

Source: Uber Taiwan

SPONSORED LINK

Uber is Back

このエントリをSNS共有/RSS登録