アント・ファイナンシャルが香港で「支付宝HK」の提供を開始、当面は香港域内でのみ利用可能

中国・阿里巴巴集団 (Alibaba Group)の関連会社で電子決済サービス「支付宝 (Alipay)」を手掛ける螞蟻金融服務集団 (Ant Financial)は2017年5月25日、香港特別行政区向けに「支付宝HK」のサービス提供を開始した。

「支付宝HK」の正式名称は香港用戶提供無現金服務で、スマートフォン向けアプリを通じて香港ドル決済で取引を行う。Alipayが人民元以外の通貨建てのスマートフォンアプリを打ち出したのは今回が初めてのケースとなる。

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利用方法として、中国本土向けに提供されているAlipayアプリと同様にQRコードによる対面決済やECサイト「淘宝」の決済処理に対応している。個人間送金には対応していない(今後対応予定)。

QRコードを顧客側がアプリで読み込んで支払うのはもちろん、個人間送金にも対応している。

2017年5月現在、香港特別行政区内で使用できる「支付宝HK」対応店舗は約2,000店となっており、年内には現在の約4倍程度の8,000店を目指すという。利用可能店舗には、テーマパークは香港海洋公園 (Ocean Park Hong Kong)。家電販売店では豐澤電器 (Fortress)、香港蘇寧電器 (Hongkong Suning Commerce)。スーパーの百佳超級市場 (PARKnSHOP)、Taste。ドラッグストアチェーンの屈臣氏個人護理店 (Watsons)、卓悅 (Bonjour)などが対応している。

支付宝HKによれば、VISAブランドおよびMasterCardブランドのクレジットカードをアプリに紐付けすることができる他、香港の大手コンビニチェーンである「七十一」や「OK便利店」で直接現金をアカウント内に入金することができる。

当面は香港域内のみを利用可能エリアとしており、中国本土及び海外で利用することは出来ない。

身分登録には、香港身份證 (Hong Kong Identity Card)、港澳居民來往內地通行證 (Mainland Travel Permit for Hong Kong and Macao Residents)、パスポートの三つの身分証明書のうち、いずれかが必要となる。

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支付宝HKの身分登録に必要な本人確認書類一覧

Alipayは2007年に香港市場に本格進出、大陸本土からのネット通信販売で最も頻繁に利用する決済プラットフォームとして知られる。Ant Financialは2016年8月に香港金融管理局 (Hong Kong Monetary Authority)から第三者決済事業の営業許可証を取得後、現地法人「支付宝香港公司 (Alipay Financial Services(HK)Limited)」を設立。2017年5月25日より、香港居民向け決済サービス「支付宝HK」の提供を開始した。

支付宝HKのiOS向けアプリは以下より。

支付宝HKのAndroid向けアプリは以下より。

支付寶HK
支付寶HK
Developer: Alipay.com
Price: Free

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