香港発のシェアサイクル「Ketch’Up Bike」が始動、オーナー制度導入で利用料金の半分が手元に入る新しいビジネスモデル。今年10月に正式サービスを開始予定

香港発のスタートアップである「Ketch’Up Bike」プロジェクトが始動した。2017年6月に設立したKetch’Up Bikeは中国、イギリス、シンガポールなどで急速に成長しているいわゆる「乗り捨て型」のシェアサイクルサービス。香港での本格展開に向けて2017年7月13日よりクラウドファンディングを募っている。本記事では「Ketch’Up Bike」とはどんなサービスなのかを紹介する。

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香港発の乗り捨て型シェアサイクルサービス「Ketch’Up Bike」

中国本土では既に数多くのシェアサイクルサービスが提供されており、大手としては「摩拝単車」(Mobike)や「ofo」「bluegogo」「永安行」などが挙げられる。香港でも緑色の車体が特徴的な「GoBee.Bike」がシェアサイクルサービスを提供している。

「Ketch’Up Bike」は黒とオレンジの車体が目印に、専用アプリと連動した電子ロックや空気要らずのパンクレスタイヤを採用している。利用手順は他社と同様、各自転車に搭載されているGPSから専用アプリを通して自分の近くにある自転車を探して、後輪上部にあるQRコードをスキャンするとロックが解錠される仕組み。

利用料金は30分につき5香港ドル(約72円)で、競合他社の多くが必要とする初回利用時の保証金は不要だ。

初回利用時の保証金が不要とする大きな要素として、オーナー制度「Ketch’Uper」の存在がある。Ketch’Upではクラウドファンディングと称して自転車一台1600香港ドル(約23,000円)でオーナーを募っており、オーナーは自分の好きな時に自転車を漕ぐことはもちろん、他人にシェアをしてそのレンタル代を手元に納めることができる。Ketch’Upの公式サイトにはオーナーに対して、利用料金の半分が支払われると明記されており、単純計算で1時間につき5香港ドル(約72円)が手元に入る事となる。

Ketch’Upが公開しているプロモーション動画では1週間に10時間、他人が乗車した場合、1年間で2,600香港ドルの収入が入る計算としており、自転車本体代を差し引いても1,000香港ドル(約14,000円)の収益が1年目に入るという。

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1週間に10時間、他人が乗車した場合が3年間続いた場合、6,200香港ドルの収益がオーナーに入るという。

この他のKetch’Uperの特典として、1日につき1時間、他人のKetch’Up Bikeを無料で利用する事が出来る。

他人にシェアするということで気になる自転車本体に対する保証やメンテナンスだが、1年目の保証は本体代の1,600香港ドルに含まれており、もし盗難やレッカー、河川に捨てられた場合でも新品交換してくれるということで一安心。なお、2年目以降も保証を継続する場合、450香港ドル(約6,500円)の維持費がかかる模様。

先述した様に、香港でシェアサイクルサービスは「GoBee.Bike」が先行しており、サイクルロードが整備されている香港北部(新界地区)を中心に普及している。シェアサイクルサービスは台湾と同様に香港でも利便性の高さから好評を得ている一方で、交通ルール違反や違法駐輪が目立ち、問題視されている一面もある。Ketch’Up Bikeでは、オーナー制度により、互いに実質1,600香港ドルもの保証金を払っていることから極端なマナー違反は減るだろうと期待している。

「Ketch’Up Bike」の正式サービス開始は2017年10月から。

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